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思鋭館 代表より
situcho01 室長のブログ
代表あいさつ
思鋭館　代表　出雲哲也
２０２０年６月思鋭館再開に向けて
思鋭館代表の出雲と申します。私自身は、典型的な理系男子、国語が大の苦手でした。
小学生の時、「国語ができるようになるには何すればいいの？」と先生に聞きました。「本や新聞を読みなさい」と先生は言いました。そこで本、新聞を読み始めました。しかし、大学受験でも国語は最後まで最大の苦手科目のままでした。

2001年に個別指導学習塾を立ち上げてからは、私と同じように国語が苦手な子どもたちを何とかしたいと思い国語指導法の研究に没頭しました。子どもたちの国語の成績がしっかりと上がるようになる指導法が確立したことで、2009年に国語塾思鋭館を立ち上げました。残念ながら、家庭の事情により2018年に閉校させて頂きました。

この度2020年3月に娘が一橋大学商学部に合格しました。娘に一橋大学をはじめ、センターなどの国語指導を通じて国語の指導法に大きな気づきを得たことで、これから全く予測できない社会に必要な教育であることを確信しました。

それを伝えるために娘と共に国語塾思鋭館を再開させて頂きます。
プロフィール
１９６２年 石川県金沢市生まれ
１９８５年 金沢大学理学部化学科卒
１９８５~ エンジニアとして１６年間の会社員生活
２００１年 横浜市弥生台に個別指導学習塾を開業
２００９年 国語の指導法を確立し国語塾思鋭館開校
２０１８年 家庭の事情により横浜市弥生台の教室を閉校
２０２０年 一橋大学に合格した娘と共に国語塾思鋭館再開
予測不能な社会の訪れ
この数ヶ月(2020年2月～）で世の中が大きく変わりました。 世相、世論、マスコミなどの論調を聞いていると感情論が大半を占め国語力の足りなさを感じました。そして我々大衆が感情をコントロールされ、冷静な判断を失っている様子を目にすることが増えました。

また、娘を指導していて感じたことは、日本の文系大学最高峰の一橋に合格する学力をもった生徒でさえ、例えば国語をテクニックで解き、受験問題の文章の本質を理解していないという事実を目の当たりにし、現在の学校教育を改めて大変残念に感じました。

娘には、一橋大学商学部の国語の過去問添削を計7回しか行っていません。その他、センター、早稲田、明治、などで５回ほど、合計で12回ほどの指導でした。これはなぜなら他の科目全てが国語より優先すべき状態だったからです。一橋を意識し始めた高2の学園祭、実際に受験勉強と呼べる状態になったのが、一生懸命活動していた吹奏楽部を卒部した高2の3月下旬からです。その常に勉強が足りない追いつかない状態でまだ偏差値的に他の科目より良かった国語に回せる時間は限られていました。

その状態で国語の文章の本質を語り理解させる時間はほとんどなく、最低限のテクニックを受験本番前日の夕方にやっと身に着けさせることができました。しかしここで私に大きな気づきがありました。実はそのテクニックこそが記述問題を答えるための本質であったことです。

そしてその本質が分かっている指導者が指導すれば、国語読解の実力を上げるにはそれほどの時間がかからないということにも気づかされました。
脳のパフォーマンス
また、娘の受験でセンターが終わり切羽詰まった時期に「もう間に合わないから私立に絞る」という言葉を聞いた時、そんな追い込まれた状態ならやってくれるだろうと指示したことが最終的には功を奏しました。

それは、少食と短眠です。高校生は娘と言えども食べ盛りです。たくさん食べる年齢であり、親もまた子に美味しいものをたくさん食べさせるのが仕事であり義務であり責任を負っていることでもあります。

そんな中、私がセンター後に実践させたのは、食べる量と睡眠を減らすことです。主に減らすのは、晩御飯、特に白米です。食べ過ぎは消化不良を起こし脳の血流低下、酸素が不足し眠気を催します。特に消化吸収のよい白米をたくさん食べるとそれが顕著に表れます。

毎回の食事を少しずつ減らすこと、特に晩御飯は白米の量をゼロまで減らし、最後は晩御飯は全く食べないようにする。ここまでして受験本番に脳のパフォーマンスが最大限に高まるようにしました。

脳のパフォーマンスを上げる方法は、他にもたくさんあります。少食短眠は本当に切羽詰った時のにしか実践できないものですが、日常の生活習慣、思考習慣を変えることで驚くほどに脳のパフォーマンスが上がります。これは、保護者の方の協力も欠かせないことです。

そして保護者の方にも実践してほしいこともあります。なぜなら脳のパフォーマンスが最も下がる時が、親に感情をぶつけられた時、他人と比較された時だからです。

オンラインのインフラが整いつつある環境を利用して保護者の方にもお子様の脳のパフォーマンスを最大限に上げるための生活習慣、思考習慣を情報としてお届けします。
さいごに
世の中が一瞬にして変わりました。そしてこれからも新たな変化が起こる可能性を否定できません。どんな世の中になっても冷静に最善の選択をして問題解決を図っていく人財を育てていくことを使命としていきます。


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